しっちゃかめっちゃか

ただただ叫ぶ

明るいだけの人も暗いだけの人もいない

陽キャだの陰キャだの言われるこのご時世ではありますが、
明るいだけの人も暗いだけの人もいないと思うんですよ。

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明るさと暗さの比率、振れ幅には大きく個人差はあれど
0か100%というケースなんて滅多な事では無いと思うんです。

この振れ幅が少ない人を安定してる人と言い、振れ幅が大きくて明るさの比率多めな人を面白い人と呼ぶんですね。

暗さの比率が多くて振れ幅が少ない人は暗い人と言われますけど、言い換えると常に冷静で安定感や安心感のある人とも言えます。

陰キャ陽キャに分けるこのご時世、
何だか陰を悪いことのように捉えたり、グレーゾーンを認めないかのような雰囲気が強くなっている気がして、どうなんだろうと思っております。

暗い気分も明るい気分も、善良な部分も悪な部分も汚い部分も全部ひっくるめてその人です、
グレーを認めないという事は自分で自分を苦しめる枷となります。

言うなれば自分のダークな部分を見てみぬふりをし続けてきた結果なのでしょう、自分がこんなに清廉潔白なのだ、他人もこうあるべきなのだと。
彼らは声を高らかに正義を叫ぶのです。

この清廉潔白な正義という錦の御旗を持つとどうなるか?

※錦の御旗というのは
「私の敵がいるから倒してきて」
と、天皇が部下である将軍に頼むときに渡す旗のことで御座います。
この旗は"絶対的な正義"と保証してくれるアイテムで御座います。
こんなものがあると、たいていの人は「俺が正義だ!」と正義に酔い始めます。

ちょっとでも過激な事をするとクレームをつけられ続けたせいでテレビはつまらなくなり、ちょっとした正論や持論を言うだけで謝罪に追い込まれるような厳しい世の中となりました。

錦の御旗の効果とはこれほどまでに絶大なのです。
相手を皆殺しにするまで止まる事を知らない正義と言う名の錦の御旗、
黒もグレーも認めない、白で埋め尽くすまで殺し続ける、その大義名分においてはどんな正論も意見も認められる事は無いのです。

そしてこの正義を振りかざす人物の原動力となっているのが、
コンプレックスでございます。

芸能人の炎上が良い例でしょう。
特に異性関係に対しての大衆の反応は相当なものです、自分がやりたかったことやなれなかったものに対して人間は異常に嫉妬するものでございます。

例えば不倫はいけない事という建前は皆言うものの、
アシュレイ・マディソンという不倫サイトには世界30カ国2,200万人以上の会員が登録されていたそうです。

ちなみにこの不倫サイト、ハッキングされてしまい会員情報が流出しました。

それを知った会員の方の中には自殺をする方までいたそうで、言い方は悪くなってしまいますが命がけで不倫を望んでいたという事になります。

不謹慎な言いかたとなってしまいますが、命がけで不倫を望んでいた彼らは自分の欲をよく理解していたと言えるでしょう。

一方の欲をただひたすらに抑圧して他人を妬む事しかしない人たちからすれば、危険を犯してサイトに登録する事も無く、何ら苦労もなく異性にモテており何不自由無く遊んでいるように見えている芸能人は格好の攻撃対象でしょう。

コンプレックスを原動力とし、正義と言う名の錦の御旗を振りかざし、グレーも黒もいっしょくたにして敵を皆殺しにするまで攻撃を止めない、大衆が突出した個人を殺してしまう時代と言えるでしょう。

そんな事をしてないで、
嫉妬をするなら努力して成功しろ
努力が間違っているなら正しい努力をしろ
正しい努力が分からなければ知ってるやつに聞け

これもまた正論でございます。
ですがそれが出来ないから大衆の攻撃は無くならないのです、何故なら自分の真っ黒な部分を上手く利用しないからです。

マイケル・ジョーダンがバスケを始めた理由は「モテたいから」だったと、
ご存知の方も多いのではないでしょうか。

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人間の欲というのは抑圧して抑え込むよりかは上手く付き合っていったほうが格段に成果を挙げるものです。

ブラックな部分もホワイトな部分も両方が共存していてこそ人間なのですから。

え?お前はどうなんだって?
僕は白いのは肌だけで中身はドブラックです笑

良いですか?黒い絵の具にどれだけ白を混ぜても絶対に白くはならないんですよ?
もう手遅れでございます(^^)